雪山登山で必須のアイゼンですが、2018年、2019年と相次いで壊れて修理に出しました。
身をもって、装備点検と修理の重要性を実感した次第です。。。
私が持っているアイゼンは、グリベルG12です。
黄色いアンチスノープレート以外は黒いので金属かと思いきや、つま先の上にかぶさるハーネスと、かかとの後ろにかぶさるハーネスは、ともにプラスチックです。
スキーのプラスチックブーツが耐用年数5年と言われるように、プラスチックは5年程度で経年劣化で割れてしまいますね。
購入したのは2012年。
まず壊れたのが、つま先の上にかぶさる部分です。
2018年4月に上記のように一部が割れてしまいました。
修理に出して、左右両方のつま先のハーネスを交換して、2,800円+税=3,024円でした。
次に壊れたのが、かかとの後ろにかぶさるハーネス。壊れたのは2019年です。
ご覧のように、割れて完全にアイゼンから離れてしまいました。
これは権現岳からキレットを超えて赤岳への急坂を登っている最中でした。
アイゼンなしでは登れないところなので、何とかアイゼンを装着するようにします。
まず、アイゼンのひもに付いていたプラスチックの留め具を、アーミーナイフで壊して、紐だけにします。
そして、そのひもを使って、アイゼンを足に固定する方法を探ります。
アイゼンの一番後ろの2本の歯の間にひもを通し、足首のところで二重の輪っかに通してしっかり固定します。
その後に、前のハーネスにひもを通して、二重の輪っかあたりで紐を結んで、固定します。
最初は少し違う紐の通し方をしては外れることを繰り返し、4回目にして安定した装着方法となりました。
上記の写真は3回目のもので最終系とは若干異なるのですが、だいたい上記のような感じです。
前のハーネスを通した後で、二重の輪っかあたりで紐を結ぶ際に、もっと足首に近いところで結び目を作り、余ったひもは足の外側に巻き付けるようにしました。
最終系の写真を撮り忘れてしまいました。。。
これを機に、プラスチック部は一式取り換えを行いました。
後ろのハーネス、ストラップ(ストラップにプラスチック部があるので)、アコーディオンを交換して、7,000円+税=7,560円でした。
前回の前部ハーネスと含めると、何だか新品を買ってもいいような感じではありますが。。。
雪山で命を支えるアイゼンが壊れるなんて、青天の霹靂!という気分でしたが、購入から6年目、7年目なので、壊れて当然と考えるべきですね。
5年程度できちんと修理に出さなければいけないという、痛い教訓となりました。
また、結束バンドなどの応急措置道具も持参すべきだということも身に沁みました。
また、交換自体も耐用年数があるということを認識しておいたほうがいいですね。
2018年3月につま先ハーネス、2019年1月にかかとハーネスを交換していましたが、2019年12月に再度つま先ハーネスが壊れました。
交換から2年も経っていないのに。。。
交換から返ってきたときに、随分と固く固定されているなと思ったのですが、そのせいなのか、自分の扱いが悪いのか不明ですが。
ちょっとグリベル商品には信頼感がなくなったので、サポートに信頼感のあるモンベルのカジタックスアイゼンを新規に購入することにしました。
登山靴でもそうでしたが、交換しても新品と同じレベルにはならないと思ったほうがいいのかもしれません。
出費が痛いですが、新品を購入するのが一番なのかもしれませんね。