私はもともと登山が好きで、その記録用にカメラを持ち、星空撮影をするようになりました。
つまり、カメラには詳しくなく、カメラのために多額の出費をすることはありません。
ということで、持っているのは随分と古いコンデジDSC-RX100(初代)と一眼レフNikon D40です。
Nikon D40は子どもが生まれたときに一眼レフを持とうと思って、当時一番安いものを購入したというものです。
ともに購入当時で本体5万円しない程度の初心者用カメラなのですが、同じところの写真を撮ると、2つで随分と違いが出ます。
まずは谷川岳の雪山写真で。
画像の明るい/暗いだけではなく、RX100のほうがコントラストがはっきりしていて、D40のほうが柔らかい写真ですね。
こちらも同様ですね。
撮った人が違うのですが、その差異よりもカメラによる差異が大きいと思います。
ちなみに、両方ともマニュアルではなくオートで撮影しています。
続いては、晩秋の尾瀬の写真です。
こちらは多少構図が異なりますが、ほぼ同じ場所から撮った写真です。
やはり、Nikon D40のほうが明るいですが、明るい/暗いだけではなく、SONY RX100のほうがコントラストがしっかりしてパキッとした絵になり、Nikon D40のほうが全体的に柔らかい印象になる気がします。
この写真を見ると、空の色はRX100のほうが目で見たものに近い気がします。
D40はちょっとパステル調っぽくなっている気がしますね。
でも、黄色く色づいた葉っぱはD40のほうが鮮やかに見えます。
RX100で同じ構図がないのですが、以下の写真は、Nikon D40の柔らかさがよく出ている写真だと思います。
D40でもしっかりとコントラストがついているのですが、何か柔らかい印象があるのが不思議です。
ちなみに、ピクセル数はRX100のほうが大きいです。
- RX100 = 5472 x 3648 pixel
- D40 = 3008 x 2000 pixel
個人的にはD40の写真のほうが好きです。
ピクセル数はRX100のほうが大きいのですが、D40のほうが明るくはっきりと、でも柔らかい印象の絵が撮れる気がします。
こういうのを見ると、カメラって画素だけじゃないな、と思います。
ちなみに、Nikon D40は10年以上前の一眼レフですが、面白い絵が撮れるとカメラマニアの間でも評価が高い機種だそうです。
いまは中古で1万円程度で買えるので、興味のある方は試してみてください。
SONY DSC-RX100(初代)も10年以上前の機種だと思うのですが、いまだに販売継続しています。
コンデジで持ち運びしやすいのに星空撮影までできる、いいコンデジです。