コンデジDSC-RX100での星空撮影 ISO/F値などの設定

登山での楽しみの一つが写真撮影ですよね。
泊りの際には星空撮影もできると、楽しさがいっそう広がります。
ただ、泊りの際に一眼レフまで持っていくのは荷が重い。
でも、コンデジでも星空撮影できますよ。

南岳からの北穂 30秒, F1.8, ISO-800, 28mm

この星空写真は、SONYのDSC-RX100というコンパクトデジカメ(略してコンデジ)で撮影したものです。
ここでは、SONYのDSC-RX100で星空撮影する際の設定値などの詳細をご紹介します。

DSC-RX100は、星空撮影のできるコンパクトデジカメです。
本格的な写真を撮るには一眼レフなのでしょうが、重くて大きいです。
一眼レフを持ち歩くほどでもないが星空撮影はしたい、という場合には、いいカメラです。
ちなみにRSC-RX100は何度もモデルチェンジしており、2018年12月時点では7機種ありますが、私が使用しているのは初代です。

星空撮影できるカメラの条件

暗いところで微弱な星の光を集める星空撮影ですが、弱い光を集めるためにはどうすればいいか、簡単にカメラの機能の説明をしておきます。

  • 光を受け止めるセンサーが大きいほうが、より光を明瞭な画像にしやすい
    • センサーサイズは1.0型=13.2mm x 8.8mmは欲しいですね
  • 長時間露光しているほうが、より光を集められる
    • ただし、30秒以上露光していると、地球の自転の影響で星が移動してしまい、星が流れる状態になります
  • レンズのF値が小さいレンズ、つまり明るいレンズのほうが、より光を集められる
    • F値は小さいほど明るいレンズで、星空撮影するならF値は3以下、できれば2以下がいいと思います
  • ISO感度が高いほうが、より微弱な光を画像にできる
    • ただし、ISO感度が高いとノイズを拾ってしまうので、ISO感度はノイズとのバランスを考える必要があります
  • 広角レンズ(広い範囲を撮影できるレンズ)の方が望ましい
    • 広角の反対の望遠レンズだと、地球の自転の影響によって星が画面上で大きく動いてしまいます。また、広角のほうが天の川など広い範囲を画像にできるので、よい見た目にできます
    • レンズの広角・望遠はmmで示し、値が大きいほうが望遠で、小さいと広角です。星空撮影だと24mmが標準で、30mm以下としたいところです

星空撮影するにはこういった条件があり、条件を満たすカメラを用意する必要があります。
F値が大きい暗いレンズだと、ISO感度の設定を上げて長時間露光することで何とか星空撮影できます。ただ、それでも星が暗かったり、ノイズが多くて不鮮明になってしまったり、星が流れてしまう(画像上で動いてしまう)ので、やはり条件を満たすカメラを用意するほうがいいです。

涸沢カールにて 30秒, F1.8, ISO-800, 28mm

デジカメ DSC-RX100

DSC-RX100は上記の条件を満たしています。

  • 光を受け止めるセンサーのサイズが1.0型と、コンデジにしては大きめです。
    • 最近は他の機種も増えてきましたが、コンデジではじめて1.0型センサーを搭載したのが、この機種だった気がします。
    • 一眼レフだと、1.0型よりも2~8倍くらい面積が広いセンサーを持っているものもあります。
  • 星空撮影に必要な長時間露光に対応しています(と言っても、30秒までですが)。
  • レンズのF値が1.8と、明るいレンズです(集められる光の量が多いということです)。
  • レンズが広角で28mmと、星空撮影標準の24mmまではいきませんが、ある程度の広角で撮影できます
  • シャッターを押したときの手ぶれを抑えるために、セルフタイマー2秒や10秒という設定があります。

星空撮影の方法

まずデジカメの設定は、ISO800、F=1.8、露光15~30秒で撮影しています。
ISO感度はもっと値を上げてもいいのかもしれませんが、このあたりは撮影場所の周囲の明るさなどに依存して変えるべきところなのでしょうね。

また、カメラを固定するために、高さ20cm程度の三脚を使用しています。
私が使用しているのはラスタバナナのスマート三脚というものですが、Amazonでミニ三脚として検索すれば色々出てきます。
デジカメに重量があり、そのデジカメを空へ向けるために傾けるので、ミニ三脚もある程度の重量があったほうがいい気がします。

燕岳近くの燕山荘にて 30秒, F1.8, ISO-800, 28mm

DSC-RX100での便利機能

DSC-RX100で撮影する際の便利機能を紹介します。

星空撮影のたびにISO感度などの設定を変更するのは面倒です。
そこで、設定を記憶させておき、星空撮影の時にその設定を呼び出すと楽ちんです。
マニュアルの以下の記載を参考にしてください。

また、あとで編集の手間がかかりますが、よりきれいな画像にするには、撮影時のファイル形式(画質)をjpegではなくRAWにしたほうがいいです。

RAWというのはセンサーが検知した生データをそのまま保持しているものです。
一方のjpegは、生データを加工して、あまり劣化がない範囲でファイルサイズを小さくして、通常のソフトで画像として見られるようにしたものです。
RAWのデータは通常のソフトでは画像として見ることができないので、「現像」という操作をして、jpegなどの形式に変換する必要があります。

星空撮影の場合には微弱な星の光を受けているので、カメラ内でjpegに変換されてしまうと、その変換時に星の光がノイズと同様に見えなくなってしまう可能性があります。
そこで、人の手で細かく設定をしてjpegに変換したほうが、よりきれいな星空写真にすることができる、ということです。

まずRAWデータで撮影する方法は、マニュアルで以下のように記載されています。

RAWデータからjpegに変える現像処理については、「星空写真の現像・加工 無料ソフトRawTherapeeでの画像編集」を参照ください。

最後に

星空撮影ができるようになると、下山後も画像編集したりして楽しみが広がります。
ぜひ星空撮影に挑戦してくださいね。

画像編集の方法は、「星空写真の現像・加工 無料ソフトRawTherapeeでの画像編集
星空写真の加工 無料ソフトGIMPでの画像編集」を参照ください。

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