登山に行けばきれいな写真を撮りたいですよね。
写真の出来栄えは、もちろん景色自体のきれいさは重要なのですが、構図が非常に重要です。
構図による印象の違い
以下の写真ですが、4/20に尾瀬アヤメ平から見た燧ケ岳です。
アヤメ平には我々以外誰もおらず、広々とした大雪原の先に見える燧ケ岳が非常にきれいだったのですが、上の写真では雪原の広大さが伝わりづらいですね。
そこで、手前に人を入れると、雪原の広大さと人の少ない静けさが、わかりやすくなると思います。
この人の大きさによって、印象も変わります。
構図によって、印象が変わってくるのがわかるかと思います。
写真の基本構図
三分割法
一般的に、写真にはこう撮ればよいという、基本の構図があります。
もっとも基本的なものが三分割法と言われるもので、縦横とも三分割して、その線上や交点に被写体を配置する、というものです。
上の写真では、右1/3に人物を配置しています。
地面を下1/3に配置したら完璧でしたね。
上の写真2つでは右下1/3に人物を配置しています。
画面に動きが出るように見える、ということだと思います。
四分割法
三分割法と同じ考え方ですが、四分割法というものもあります。
対角構図
これは縦横ではなく対角線上に被写体を配置するというものです。
登山での写真の構図
登山での写真でも三分割法、四分割法、対角構図といった基本構図を利用すればいいと思うのですが、個人的には少し基本からズラした方が登山中の写真に向いているのではないかと思っています。
- 三分割法や四分割法の考え方通りに、遠くの山以外に近くの被写体も構図に加える
- 近くに人がいなければ、雪山ならピッケル、夏山ならストックや草花などを被写体にする
- 近くの被写体は、四分割か、それよりも端に配置する。そのほうが、背景の山の雄大さが伝わりやすい
写真例
終わりに
正直に言って構図など考えずに写真を撮っていたのですが、少し勉強してみると、これまで撮った写真でいいなと思うものは確かに基本構図に従っているものが多い気がします。
構図を念頭に置きながら写真を撮るのもいいですね。