登山での遭難を防ぐには 初心者向け登山の鉄則

遭難事例本 安全登山のために一読をオススメします」に記載したように、登山の遭難から生還した人たちの事例を何冊か読んできました。
また、自分自身が何度か道迷いをしたりして、「確かにそうだ!」と納得した、遭難を防ぐための鉄則をご紹介します。

  • 道迷いを防ぐ
    • スマホのGPSログを取って現在地を確認する。スマホのバッテリーを持っていく
    • 迷っていると思ったら、何か飲むなどして、まずは 冷静になる
    • おかしいと思ったら確実なところまで引き返す
    • 迷った際に決して谷を下らない。尾根・山頂へと登る
  • 遭難時に長く生き延びる
    • 複数人いれば、一緒に行動する
    • ツェルト、非常食、(バーナー&鍋)を持参する
    • 荷物から離れて行動しない
    • 動かず、濡れないようにじっとして、体力を温存する
    • 希望を捨てない。気を強く持つ。ロウソク、マッチを持参する
      • 低温時などマッチが一番確実に火が付く。ロウソクの火が心細さを癒す
  • 救助されやすいようにする
    • 登山計画書を出すとともに、家族などにも伝える。そうすることで、帰宅がないときに警察に一報してもらえ、捜索が始まる
    • ルートを変える可能性があれば、登山計画書に記載しておく。登山計画書以外のルートには入らない
    • 登山保険に入る
      • 民間ヘリが捜索で飛ぶ際に、保険に入っていなければ費用についての確認が入り、確認の分だけ時間がかかる。保険加入と登山届に記載があれば、本人への金銭の確認なく民間ヘリが飛んでくれる
      • 保険の目的は、捜索費用を支払ってくれるという金銭的な部分はもちろんあるが、救助確率を上げるという側面が個人的には最重要と思う
    • ヘリから見つけやすい尾根などの場所にいる
    • 目立つ色の服を着る。目立つ色のものを外に出しておく
    • ヘリが飛んで来たら、カメラのフラッシュを光らせる
  • 雪山での対策
    • 風の弱いところで雪洞を掘る。テントよりも数段温かい
    • 濡れないようにして凍傷を防ぐ(ラッセル時のグローブの隙間からの雪の侵入も含め)
    • 天候が悪化する気配があれば、できるだけ早く安全帯まで下りる

逆に言うと、遭難して危険な状態になるのは、以下のようなケースが典型的です。

  • 今日中に下山しなくては、と焦って、冷静な判断ができなくなる
  • おかしいと思っても、下山を続ける
    • 赤テープは林業の目印だったりするので、赤テープがあるだけでは登山道とは限らない
  • 下りやすい沢を進み、険しい谷を何とか下るうちに、滑落してしまう。または、大きな滝が出てきて、登ることも下ることもできなくなる

私自身、道に迷った際に、気が焦りますし、来た道を戻るのがもったいないと思ってしまいました。
そして先に進んだ結果、より危険な状態になってしまいました。
迷ったら、冷静になり、来た道を戻る
あまりに単純なことなのですが、これを実行するのが、かなり難しいのです。
鉄則として、再度心に刻みたいと思います。

この本の一読もオススメします。
実例として色々な遭難事例があり、遭難者本人から聞き取りがしてあるので、どうして遭難に至るのか、遭難時にどういう心境になるのか、救助を待っている間の心境の変化、どうして助かったのか、といったことが、とても心に刻まれます。

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