登山は実体験をもとにスキルアップしていく側面が大きいですが、ある程度は知識もあると上達が早いですね。
私は最初のうちは実際に山に行く登山ばかりしていましたが、特に雪山を始めるようになってからスキルアップや雪崩などの知識の必要性を感じ、登山関連本を読むようになりました。
今回は、こうした私の購入した登山関連本のうち雪山関連の本を紹介します。
年末に関西の実家に帰る際に、東京駅の本屋で買った本です。
登山技術よりもルートや装備の説明のほうが多い印象でした。
ただ、初心者として北横岳、赤城山、天狗岳などの雪山に登った後だったので、簡単に記載されているアイゼンワークなども勉強になった気がします。
前述のワンダーフォーゲルでは不十分だと感じ、きちんと雪山について知識を学ぼうと購入した本です。
雪山登山技術と知識の全般が解説されているとともに、雪山ルートが掲載されており、技術書とガイドブックが一体化したオトクな一冊です。
この本で、アイゼン歩行技術やピッケルの使い方などの基礎知識を学習しました。
基礎知識を把握したうえで実践すると、スキル習得が早いですね。
ある程度の雪山経験を重ねた後で、アルプスの雪山に行きたいと思うようになって購入した本です。
地域別の天候の違い、ステップアップする際の行き先の順序 、アルプスの雪山の厳しさ などが載っています。
この本を読んで、西穂高岳を超えるようなアルプスの雪山登山をするにはテント泊の体力も時間も必要と分かり、西穂高岳くらいまでが自分の限界だなと思うようになりました。
雑誌の割には登山技術もそれなりに書いてあり、なかなかオトクな一冊だったと記憶しています。
雪山経験を重ねるにつれて、雪崩についての危険を感じるようになり、一度きっちりと勉強しようと思って購入した本です。
ただ、読んだ結果、座学の知識は増えたものの実践で使える知識が増えたという感覚にはなれず、あまり読んだ甲斐がなかったかな、という印象でした。
雪崩については、Web上で色々と記載されているものを読んでいたので、それである程度の知識は蓄えられるように思います。あとは、その知識の下で実地で雪崩の跡を見たりして研究を重ねていくしかないかな、と思っています。
雪崩についての私のノウハウは「雪山登山の注意点 初心者レベルアップの準備・歩き方・雪崩判定」にまとめていますので、ご覧ください。
雪山は、なかなか経験を重ねるのに時間がかかりますし、そもそもがリスクが高いので、ある程度知識を持ったうえで経験を重ねていくほうがいい気がします。
スキルのある人と一緒に雪山に行って実地で教えてもらうのが一番ですが、単独行登山者だとせめて本から知識を得るのがいいのではないかと思います。