はじめて雪山テント泊をするとなった場合、寒さや装備や心配なことが色々あります。
事前にしっかり準備をするものの、ある程度安心できるところでテントを張りたいですよね。
今回は雪山の時期でも比較的安心してテントを張ることができる場所をご紹介します。
赤岳鉱泉
雪山のメジャーどころと言えば八ヶ岳ですね。
八ヶ岳の中でも人通りが多く、通年営業の山小屋が赤岳鉱泉です。
赤岳鉱泉にはテント場があり、 夏でも冬でもテント泊ができます。
樹林帯ですので景色はないですが、風にさらされることもありません。
小屋にはトイレもありますし、いざという時には小屋に駆け込めますし、安心ですね。
ちなみに、赤岳鉱泉は、アイスクライミングの練習ができる通称アイスキャンディーが有名です。
テント泊してアイスクライミングをするのもいいですね。
登山としては、アイゼンワークに慣れていれば赤岳、雪山登山に心配があるなら硫黄岳に登るのがいいと思います。
雪の赤岳はそれなりに危険なので、安易に行かないようにしましょう。
白駒池/青苔荘
同じく八ヶ岳の通年営業小屋として、白駒池に面した青苔荘があります。
赤岳鉱泉は南八ヶ岳ですが、こちらは北八ヶ岳です。
青苔荘のそばに白駒池キャンプ指定地があり、やはり通年でテントを張ることができます。
こちらも樹林帯で、風も弱く、安心ですね。
アクセスは、北横岳に行く際に使う北八ヶ岳ロープウェイを使って山頂駅から歩くか、天狗岳に行く際の拠点の渋の湯からアクセスするのが一般的です。
登山としては、南側なら中山、にゅう、天狗岳、北側なら縞枯山、北横岳などに登ることができます。
西穂山荘
北アルプスの数少ない通年営業小屋である西穂山荘。
西穂高岳に向かう稜線上にあり景色も抜群ですが、ギリギリ森林限界を超えていないので、風もそこまで強くはありません。
多少風が強くとも素晴らしい景色を見たいという場合には、西穂山荘は最高のテント場だと思います。
登山としては西穂高岳ですが、こちらは毎年滑落者の出る危険ルートですので、雪山登山に慣れてからにしましょう。
まずは西穂の手前の独標から。独標直前の斜面でも初心者には怖いと思いますので、怖いと思えば無理せず引き返しましょう。
最後に
思った以上に寒く、防寒具も含めて荷物が多くなる雪山テント泊。
初めての時には山頂は目指さず、単に雪山テント泊として行くのもいいですね。
上記のメジャーどころでは周囲にテントがあるので、その様子をまねてもいいですし、その人たちと話して色々教えてもらうのもいいですね。
無理せず、楽しい、雪山テント泊を!