「雪山登山ならではの絶景」に記載した大雪原の絶景を見られた、2017年4月30日の尾瀬の山行記録です。
累積標高(上り): 2183 m
累積標高(下り): -2196 m
夏山の標準コースタイムは6時間45分。
雪山なので、雪の状態次第で大きく膨らむ可能性があるので、要注意です。
尾瀬の玄関口である鳩待峠へは、GWに開通します。
鳩待峠へは雪道なのでスタッドレス必須です。
また、鳩待峠の駐車場はすぐに満車になりますし、5月半ばからは自家用車通行禁止なので、麓の戸倉から乗り合いタクシーorバスでアクセスします。
鳩待峠に着くと、5m近くの雪が積もっており、スキーヤーなど人がたくさんです。
ただ、ほとんどの人が至仏山で、残りは尾瀬ヶ原へ。アヤメ平に向かう人は非常に少ないです。
鳩待峠から登っていくと、まず着くのが横田代。
トレースがほとんどない広々とした雪原の中を、歩いていきます。
自然と笑みがこぼれますね。
横田代を過ぎるとアヤメ平です。
横田代よりもアヤメ平のほうが標高が高く、また地面が平らなので、より雄大に感じます。
大雪原に二人の足跡だけが残っている気分です。
遠くには燧ケ岳ですが、手前のアヤメ平は雪に覆われ、歩き放題。
そして、周りには誰もいません。
アヤメ平からの展望。
至仏山から燧ケ岳まで一望!
誰もおらず、本当に静かな大雪原を満喫できます。
かき氷を食べたり、
寝そべってくつろいだり。
アヤメ平から富士見田代への下り。
お尻で滑る尻セードで下りていきます。
雪山の楽しみの一つですね。
雪山だとヒップそりを持参する人も多いです。
トレースがあるところで尻セードやヒップそりをすると、トレースが壊れてしまうので、トレースがないところでやりましょう。
このあとは、足裏をスキー板代わりにするグリセードも楽しみました。
このアヤメ平から尾瀬ヶ原の龍宮に降りるルートは人が少なく、雪の状態によっては膝程度のラッセルになるので、時間と体力のある人限定ルートです。
尾瀬ヶ原についてから少し歩くと、龍宮小屋に着きます。
尾瀬の小屋は早くてGWから開きます。
鳩待峠への道が開通してからGWまでの間は、小屋は空いていないので要注意。
尾瀬ヶ原に降りても、人は少なめ。
基本的にどこでも歩き放題ですが、、、
このように雪が解けているところもあり、足を踏み抜く危険もあります。
雪が少なくなってくると、基本的に木道のある所を歩くのがいいですね。
誰もいないので、写真撮影で遊びます。
カメラを雪面に近づけて、ジャンプの瞬間に撮影すると、こんな写真が撮れます。
カメラを雪原に近づけるので、山と人が同じくらいの高さになるし、影も見えづらくなるし、面白い絵になりますね。
尾瀬ヶ原ものんびり散策。
まだ花が開いていませんが、水芭蕉も顔をのぞかせています。
尾瀬ヶ原も雪の状態によって10cm程度沈むプチラッセルになるので、こちらも体力的に要注意。
山の鼻まで来ると人が一気に増えます。
山の鼻から鳩待峠へは200mの登りです。
15km程度歩いた後の登りは疲れますし、雪の状態によっては斜面のトラバースになるので、軽アイゼンも忘れずに。
そして、鳩待峠に戻ってくると、やはり人でいっぱい。
尾瀬へのアクセスですが、以下のサイトが参考になります。
人も少なく大雪原を満喫できるGWのアヤメ平。
アイゼンは必須ですが、オススメですよ。