登山用ザックは背中に密着させて腰で背負う 日帰り用30Lと縦走テン泊用90L

今回はザック、リュックサック、バックパックについて。
20年ほど前に購入したザックから新たに購入したザックに変えた際に、これほど背負いやすく疲れにくいのか、ザックによってこれだけ大きな違いがあるのか、とビックリした経験があります。
特にテント泊の際には非常に大きなポイントとなるザックについて、私の経験から感じた背負い方、選び方をお伝えします。

ザックの背負い方

まずはザックの背負い方です。
ザックは両肩で背負うイメージが強いのですが、腰で背負う、腰で支えるのが正解です。
腰のパッドの中央に腰骨が来るようにして、ひもをしっかり締め、腰骨でザックの重量を支えるのが重要です。
肩に重量がかかると、肩が痛くなり、長時間歩くことはできません。
20年前のザックを背負っていた時には、腰のパッドがペラペラで、腰でザックを支えられず、肩が痛くて痛くて、1日4~5時間歩くのが精いっぱいでした。
最後の方は30分背負っているだけで肩が耐えられないほどでしたので。
ということで、ザックは腰のパッドがしっかりしていることが重要です。

細かな背負い方は、以下の図を参照ください。

モンベル社サイトより

ポイントは、ザックを背中に密着させることです。
体を揺らしてもザックに振られないようにする必要があります。

ザックの選び方

体に合うザックの選び方

前述のザックの背負い方をしてみると、上図のように、腰のパッドと肩のハーネスの間に背中が入ることになります。
自分の背中の大きさとザックの大きさがあっているかを確認することになります。
最近のそれなりのザックは、ある程度サイズ調整できるようになっていますので、店頭でサイズ調整してみましょう。

あとは、背中の形とザックの形がフィットするか、です。
こればかりは実際に背負ってみての自分の感覚になります。
店頭でザックに重し(できれば10kg程度)を入れてもらい、5分でいいので背負ってしばらく歩いてみて、違和感がないかをチェックしましょう
ウルトラライトなど軽量化が流行りですが、ザックそのものの重量よりも背負いやすさが最重要です。

ザックの使い分け ~何種類のザックが必要?~

ザックは、個人的には以下の3種類あると便利だと思います。
この中から必要なものを購入する、ということです。

  • 日帰りハイキング用 :10~20L程度
  • 日帰り~1泊登山用  :30~40L程度
  • 縦走・冬山テント泊用:80~90L程度

まず日帰りハイキング用は、特に登山用ではなく、普通のリュックで十分です。
昼食と飲み物を入れられればOKということで、家に何らかのリュックがあれば、新規にわざわざ買う必要はないと思います。

次に日帰り~1泊登山用ですが、バーナーやコッヘルを持っていくような登山です。
こうなると、20Lの容量では厳しいですし、重さも増えてくるので、背負いやすい登山用ザックが欲しくなりますね。
メインの登山用ザックとなりますし、登山用品店で最も多くのザックが売られている容量かと思います。

最後に縦走・冬山テント泊用ですが、かなり大きいですね。
夏山の縦走だけならば70Lもあれば十分ですが、雪山テント泊をしようとすると70Lでは厳しくなってきます。
夏山縦走用と雪山テント泊用で2つのザックを購入するほどのことはないので、両方に対応できる80~90Lのザックを購入するのがいいと思います。
夏山縦走テント泊としては大きめですが、マットなども外付けせず中に入れることで、岩場で引っ掛けにくくなるなどメリットもあります。

ザックの機能面

ザックを選ぶとなると、機能面を気にする人が多いですね。

  • 腰のパッドにポケットがついているか
  • ハイドレーションを出す穴がついているか
  • サイドポケットがたくさんあるか
  • ザックの中に仕切りがある2気室か、仕切りのない1気室か
  • 雨蓋が取り外せて簡易ザックになるか

などなど。
個人的には、こうした機能性はあまり重視していません。
色々な機能があるほど重くなりますし、ザックの外側に色々なものがついていると、岩場などでひっかけてしまうなど危険も増えることが多いためです。
私が必要と思うのは、以下の機能です。
ウルトラライトとかでなく、それなりのリュックなら、当たり前のようについてくるものばかりですが。

  • 腰のパッドがしっかりしている(腰で重さを支えるため)
  • 雨蓋タイプ(ちょっとした雨の時に中が濡れない)
  • ハイドレーションを出す穴がついている
  • ストックを指すサイドポケットがついている
  • ピッケルホルダーがある
  • 1気室(個人的な好みですが、気室に分かれずとも入れ方の工夫で十分)

また、用途に応じて機能の有無を考えてもいいと思います。

  • 日帰りハイキング用は何でもOK(重量が軽いので多機能で多少重さが増えても問題なし。機能が少なくても気軽にザックを背中から外して中を見る時間の余裕もある)
  • 日帰り~1泊登山用は多機能(多少重さがあるので使い勝手重視。ただ、体力がなくザックの重さで体が振られるようであれば、機能を削って軽量化&外部にはみ出るものをできるだけ少なくして岩場などで引っ掛けないようにする)
  • 縦走・冬山テント泊用は機能を絞る(非常に重くなるので、できるだけ機能を絞って、軽量化&外部にはみ出るものをできるだけ少なくして岩場などで引っ掛けないようにする)

私のザック

私のメインの日帰り~1泊登山用ザックは、モンベルのチャチャパックの35Lです。
以下は子どもが背負っている写真です。

縦走テント泊、冬山テント泊用はモンベルのエクスペディションパックの90Lです。
子どもと二人での夏山縦走では、22kg程度になります。

最後に

最近はアウトドアメーカー各社が出しているザックは、どれも素晴らしい出来のものだと思います。
どのメーカーがすぐれているということもなく、自分が背負いやすいものを選べばいいと思います。
体に合ったザックで楽しい登山を!

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