安全登山のための登山計画 ルートをチェックして時間を見込む方法

登山に行こうとなったときに、どの山に行くか、何時に起きるか、装備として何を持参するか、など、計画すべきことがありますよね。
私がどうやって計画を立てているか、大公開します。

登山候補を決める

まずは、どの山に行くか、どのルートで行くかを考えますよね。
私の場合の行き先選定は、1週間程度前にざっくりと行き先を絞り、最終的には2~3日前に確定させています。

行きたい山のリスト作り

私の場合、あらかじめ行きたい山のリストを作っておきます。
これは日々リストをアップデートしています。
登山した際に見えた山で形が格好いいので行ってみたいと思った山、百名山でまだ行っていない山、人から話を聞いて興味がわいた山など、行きたい山のリストをドンドン追記していきます。
紅葉がキレイ、春のシャクナゲがキレイ、氷瀑が素晴らしい、など、季節ごとの特徴もあるので、行きたい季節も合わせてメモしておくといいですね。

自分の実力で登れる山七日のチェックとしては、各県が出している以下の登山グレーディングが役立ちます。
自分がこれまで行った山と比べて、難易度、体力度がどうか、チェックしましょう。

実際に行ってみて満足したら、そのリストから削除して、行きたい山のリストを常に最新状態にしておきます。

天気と照らし合わせる

7~5日前に、「天気予報サイトの使い方」に記載したように、天気を予測します。
そうすると、山に行こうと思っている日の天気予報が出てきます。
この段階では、天気がよさそうか悪そうか、つまり登山に行けそうかどうか、ざっくり把握します。

そして、2~3日前に再度転機を予測すると、天気のいい地域が出てきます。
行きたい山のリストの中から天気のいい地域にあるものを選びます。
いくつか候補があれば、候補の中から、その時の気分で行きたい山を決めます。

登山候補に行けるかチェックする

行くべき山が決まると、詳細な計画を立てます。

登山ルートを決める

まずは、その山をどのルートで登るかを決めます。

登山記録共有サイトのヤマレコに「ヤマプラ」という機能があります。
このヤマプラでは、山と高原地図でルートを指定することで標準コースタイムを自動計算してくれます。
自分の自宅から行きやすい登山口から登り始めて、どの程度の時間で下山できるか、計算します。

  • 自分がコースタイムのどれくらいで歩けるのかを、これまでの山行記録から把握しておき、標準コースタイムに係数として入力します
  • 標準コースタイムには休憩時間は含まれていないので、小休止や昼食休憩の時間を入力します

登山道の状態確認

登山ルートを決めたら、本当にそのルートでいいか、確認します。

まずはヤマレコで行きたい山で検索すると、その山の登山記録が出てきます。
最近の登山記録から順に表示されていますので、上から順に見ていきます。
同じ日に複数の記録がある場合には、ランクがS, A, B, C, Dの順なので、SやAのものを優先的に見ます。

  • 登山口までの道路が閉鎖されていないか
  • 登山口の駐車場が小さくて早朝に満車になったりしないか
  • 登山ルートが閉鎖されていないか(火山、登山道崩落、橋が流された、など)
  • 登山ルートに危険箇所がないか(雪が積もっていたり崩落したりしていないか、自分が歩けそうなレベルのルートか)
  • 山小屋は開いているか

もし直近1週間で5~6個も記録がないのであれば、そもそも登山者が少ない山ということになります。慣れないうちは、その山への登山を見送ったほうが無難です。

SやAの記録を5~6個見ると、何か通常と異なることがあった場合には、大体どこかの記録でその異常について記載されています。
何か異常があれば、自治体の情報などを見て、その異常が問題ないレベルのものか、確認します。

  • 各都道府県で工事や冬季閉鎖などの道路情報を出しています。例えば、長野県はこちら
  • 火山情報はこちら
  • 山小屋情報は、各小屋のサイトを参照。ざっくり調べるなら「山小屋WEB」などを参照。twitterやFacebookで山小屋名で検索すると有用な情報が入ることも多いです。

自分が登山するうえで懸念があれば、懸念が払しょくできるまで調べましょう。
懸念が払しょくできなければ、登る山を見直して、計画からやり直しです。

登山の詳細計画を立てる

ここまでで、行く山が決定しました。
あとは、タイムスケジュールや装備を決めていきます。

登山スケジュールを立てる

行く山と登山ルートが決まりました。
次は、当日のタイムスケジュールを決めます。

  • 何時に起床して、何時に家を出るか
  • 登山口までのアクセスはどうするか、車で行くなら駐車場の空きがありそうな時間に着けるか
  • 登山開始は何時か、日の出は何時か
  • 登山で、山頂や目印となるところに何時に着く予定か。何らかのアクシデントで遅れた場合、どこで何時をタイムリミットとして下山開始するか
  • 下山時刻は何時か。日没は何時か
  • 温泉や夕食はどうするか

こうしたことを考えるときに役に立つサイトです。

  • google map」で行き先と自宅を入れると、交通ルートと必要時間が出てきます。出発日時を指定するのを忘れずに。
  • JARTIC (日本道路交通情報センター)」では、渋滞予測を出しています。何時頃から何kmくらい渋滞が発生しそうか、見ることができます。
  • 温泉nifty」で温泉を調べます。温泉旅館の場合は旅館としての評価も入っていたりするので確実ではないですが、口コミの中身まで見ると泉質などの情報も記載されています。
  • 食事処は定番の「食べログ」で。
  • 日の出、日没時間は、「天気予報サイトの使い方」でも出てきた「mountain weather forecast」で調べると、表の最下段に記載されています。

「登山ルートを決める」のところにも記載しましたが、自分がコースタイムのどれくらいで歩けるのかを、これまでの山行記録から把握しておくことも非常に重要です。

また、スケジュールを立てるときには、下山時刻をしっかり把握しましょう。

  • できれば14時、無理なら15時には下山するのがベストです。多少のアクシデントがあっても対応を取れますので
  • 少しルートが長くなり下山が15時を過ぎるという場合でも、慣れるまでは、どれだけ遅くとも日没の1時間前には下山しましょう。日没30分前だと山の中はかなり暗く、日没時間だと真っ暗です

装備を決める

次に、登山ルートを決めるときに参照したヤマレコの記録や、上記の天気予報の情報、登山スケジュールなどから、装備を決めます。

  • 気温と風はどの程度か
  • 登山道に雪はあるか
  • 休憩時間がどの程度あるか。ゆったり食事をする余裕があるか
  • 今回の登山目的のメインは何? 目的に合わせて軽量化はどの程度すべき?
    • 同行者はいる? レベルは? 自分が連れていく立場なら、どの程度のリスク対応を考えるべき?
    • カメラ、料理器具&食材などの楽しみの要素をどれだけ持っていくか
    • ツェルト、防寒具、ファーストエイドキット、ロープ、非常食などのリスク対応道具をどれだけ持っていくか

登山計画書を出す

これらのことが決まれば、登山計画書を出します。

長野県、山梨県、群馬県、新潟県、神奈川県、岐阜県、栃木県などと提携されており、遭難時に各自治体に情報が提供されるため、遭難救助の手助けになります。

下山時に下山届を出すのを忘れずに。
下山届を出すのを忘れると、緊急連絡先の人に連絡が入るようになっています。

あと、登山計画書と同様の内容を、スマホの中に入れます。
通信ができないオフライン環境でも見られるようにしておくと、便利です。
私はEvernoteというメモ帳機能を持つアプリに入れています。
PCとスマホとの間の同期を自動で取ってくれるので、便利です。

終わりに

登山計画を立てる際のキモは、日頃からの登山候補のリストアップと、天気の見極めだと思います。
しっかり計画して、安全な登山を!

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